株式会社メジロ

【ローズＳ】タッチングスピーチ　春のＧＩ馬２頭をねじ伏せた

2015/09/20

　日曜阪神メーン、秋華賞トライアルのＧII第３３回ローズＳ（３歳オープン牝・芝外１８００メートル）が行なわれ、７番人気のタッチングスピーチ（石坂）が圧巻の差し切り勝ち。２着ミッキークイーン、３着トーセンビクトリーとともに秋華賞（１０月１８日＝京都芝内２０００メートル）への優先出走権を奪取した。　レースは桜花賞馬レッツゴードンキが主導権を握り、前５ハロン５８・４秒の淀みない流れ。出遅れたオークス馬ミッキークイーンが最後方、タッチングスピーチはその前の後方２番手でじっくりとレースを進めるが、結果的にこれが奏功。直線を向いて仕掛けられると、外から追い上げてきたミッキークイーンとの追い比べで、最後は１馬身半の差をつけてゴールに飛び込んだ。「追い切りでの反応がよかったからコンディションのよさは感じていた。長く脚を使えるスタミナがあるし、瞬発力もすごい。秋華賞も楽しみです」。ルメールが惜しみない賛辞を送るほどのほれ込みように、同馬の資質の高さがうかがえる。

13番人気フラアンジェリコがゴール前の大激戦を制す！/京成杯オータムH

2015/09/13

　13日、中山競馬場で京成杯オータムH(3歳上・GIII・芝1600m)が行われ、最後方でレースを進めた田辺裕信騎手騎乗の13番人気フラアンジェリコ(牡7、美浦・斎藤誠厩舎)が、直線でやや進路取りに苦戦しつつも脚を伸ばして、好位追走から一旦先頭に立っていた11番人気エキストラエンド(牡6、栗東・角居勝彦厩舎)や、中団から脚を伸ばした7番人気ヤングマンパワー(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)など7頭が殺到したゴール前の大激戦をわずかに制して優勝した。勝ちタイムは1分33秒3(良)。 2着はハナ差でエキストラエンド、3着はさらにハナ差でヤングマンパワーとなった。なお、3番人気グランシルク(牡3、美浦・戸田博文厩舎)はヤングマンパワーとアタマ差の4着、1番人気アルビアーノ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)は7着、2番人気ダローネガ(牡6、栗東・佐々木晶三厩舎)は8着に終わった。

【新潟記念】６番人気パッションダンス　競り合い制し重賞２勝目

2015/09/06

「第５１回新潟記念」（Ｇ３、芝２０００メートル・雨・やや重）は６日、新潟競馬場１１Ｒで行われ、Ｍ・デムーロ騎手騎乗の６番人気のパッションダンス（牡７＝友道厩舎、父ディープインパクト、母キッスパシオン）が、マイネルミラノとの競り合いを頭差制して優勝した。勝ち時計は１分５８秒２。パッションダンスは通算２度目の重賞制覇。９番人気だったマイネルミラノは惜しくも２着。そこから２馬身半差の３着は１３番人気のファントムライトが入った。１番人気に推されたミュゼスルタンは１６着に終わった。 .

【新潟２歳Ｓ】１番人気ロードクエスト、直線で鋭く伸びて重賞初Ｖ

2015/08/30

後方から運んだ１番人気のロードクエスト（田辺）が直線で鋭く伸びて優勝。デビュー２連勝で重賞初Ｖを飾った。２着は１２番人気のウインファビラス（松岡）、３着は８番人気のマコトルーメン（勝浦）が入った。

【小倉記念】武豊ベルカントが完勝、鮮やか抜け出し重賞連勝

2015/08/23

　「第５０回小倉記念」（Ｇ３、芝１２００メートル・晴・良）２３日、小倉競馬場１１Ｒで行われ、武豊騎手騎乗の２番人気、ベルカント（牝４＝角田厩舎、父サクラバクシンオー、母セレブラール）が、直線抜け出して優勝した。勝ち時計は１分７秒３。スタートのよかったメイショウイザヨイがいったん先頭を奪ったが、すぐにニザエモンがからんでいく。続いてサカジロロイヤル、レオパルディナなど。レースは縦長の展開で４コーナーに進んだ。直線に向くと中団に控えていたベルカントが一気に各馬をかわして抜け出した。それにビッグアーサー、ベルルミエールが激しく詰め寄ったが、ベルカントがこれを振り切って１着でゴールインした。１馬身２分の１差の２着はビッグアーサー、そこからさらに２分の１馬身差の３着はベルルミエールが入った。

【関屋記念】“兄弟連覇”アリオン　川須「馬の気持ち優先」で逃走Ｖ

2015/08/16

　「第５０回関屋記念」が新潟競馬場で行われ、２番人気のレッドアリオンが逃げ切りＶ。昨年の同レースを制した兄クラレントとの“兄弟連覇”を成し遂げた。逃げ馬不在のメンバー構成。スタートは一息だったが積極的に先手を奪い、直線もしっかりと伸びた。川須は「速い時計が出ていたので、馬の気持ちを優先してああいう形（逃げ）を選んだ。長い直線でも少々じゃ止まらないという思いがあった」と満足げに話した。次走は京成杯ＡＨ（９月１３日、中山）でサマーマイルシリーズ優勝を目指す。